染色マメ知識

工業用染料と家庭用染料の違い

最近、『染屋さんは、できた色をちょこちょこっと染着させればいい仕事だよね。』と言われたので、
『違います。色は3元色の赤、青、黄から色を作っていますよ。』と答えました。
繊維を扱う者にとって色は切っても切れないカテゴリーです。

よく目にするのは,ダイロンやみやこ染の染料です。
これは、家庭用染料(手芸用、趣味、ホビー)なので,本職の染屋さんは使用いたしません。
この、ダイロンやみやこ染めは手芸入門用なので、堅牢度摩擦や耐光(日光)にとても弱く製品には使えません。

色止めを行っていなければ、一度洗濯しただけでかなり色が脱落してしまいます。
色止めを行っていても、耐光に弱いので色の褪色が起こりやすくなります。

ですがカラーバリエーションと染色できる素材の幅が豊富で、素人の方には使いやすい染料となっています。
見本やビーカーなど限定して使用する分には支障は無いかと思います。

では本職の染色会社が製品化する為に使用する染料とは?どのような物かと言うと
・直接染料(綿、レーヨン)※みやこ染めやダイロンに近い染料、主にビーカーテスト用
・酸性染料(ナイロン、シルク、動物性繊維など)
・反応染料(レーヨン、綿など)
・カチオン染料(アクリルなど)
・分散染料(ポリエステルなど)
・その他、バット染料(インディゴ)

※詳しくは、弊社HP横倉繊維のサービスにて

上記のカテゴリーに分かれ、用途が全て違う染料を使用します。
その染料も基本3色がベースとなり赤、青、黄色の配分によりオーダーカラーを作り、
堅牢度も高く耐光、汗、洗濯、などのJIS基準も満たしております。

最近では、『アゾ染料の基準』が厳しさを増し、その基準をクリアした染料しか使用できないようになっており、
ちょこちょこっと染色をできる環境ではなく、色の知識はもちろん安全面、科学的要素、環境面、技術などが集約されているのが工業用染料になっています。
※詳しくは、弊社HP染料についてより

 

WORLDさんのHPもわかりやすく染料について書かれていす。

参考までにご覧ください。

http://corp.world.co.jp/fashion/material/faq.html?M_MATERIAL=3