近年、世界の工場となっていた中国が水質汚染や土壌汚染により暮らせな土地が増えていると言う
ニュースを見ました。
中国と言えば、人海戦術により人件費が安いとの事で、日本国内から仕事が中国へ流れていったわけですが、
『ものつくり』において『人』も重要ですが、『自然の恵み』を使用している事を忘れてはいけません。
特に繊維においては自然の恵みを活用している部分が多く、特に水資源は切っても切れない関係にあります。
繊維産業にとって水はとても大事です。水がないと染色も仕上げもできませんが、その真水は実は地球上に今、3%しかないそうです。
3%の真水のうち、2%は地下水と氷山で、活用可能な真水は1%に過ぎないのです。残り1%をこのままの経済発展させていけば、2050年には人間が7割使い切ってしまうという状況のようです。
綿花や麻などの天然繊維、染色、仕上げなどで沢山の水を使っているのに。市場では安いカットソーなど500〜700円くらいで売られている現状は考え直さなくてはいけない問題かと思います。