高級な素材として、蚕のシルクや動物の毛なのどの生地や素材があります。
海外などでは、高級品は一回着れれば良いパーティー用やビジネスや特別なシーンで着る
スーツやドレスなどに使用されます。
高級素材は動物性たんぱく質で作られている為、とても素材的には弱く繊細なものになります。
ですが様々な特別な場面で活躍してくれる物でもあります。
繊細な素材は、作りも繊細になります。丈夫でなくいかに品良く見せるかという方向なので
細い縫製糸を使用したり手縫いになるなど、すべてにおいて魅せるアイテムになるわけです。
ケアもこまめにしないと、他の素材よりも『黄変』という黄ばみが出やすい状態になります。
綿や麻などは、精製段階で繊細な糸にするか、荒い糸にするかが決められます。
一般の方は糸番手を見ていただくと分かり易いかと思います。(番手の数字が大きくなるほど繊細)
綿や麻は、植物性素材になります。
一般的に馴染みぶかい素材になってきます。
主に、下着やシャツ、tシャツ、パンツ、靴下など日用品に使われ事が多く綿自体大量生産でき
安価で耐久性が良い事が主な理由です。
しかし、綿素材や麻素材でも番手は細いものは単価が高くなり、やはり高級品に使われる事が多く
繊維製品は繊細になればなるほど高級で耐久性の少ないものになっていきます。
19世紀から20世紀に入り、化学繊維が主流になりナイロン、66ナイロン、ポリエステル、アクリル、などの石油繊維が
多々使われてきました。耐久性だけを見たら石油繊維にかなう素材はありません。
加工もしやすく大量生産でコストが下げられます。
アイテムを制作するにあたり、どのような用途で使うか、日用品か特別な時に使う物か、オシャレに切るかフォーマルか
などなど素材の良し悪し、特徴を見てアイテム制作を繊維業界は考え制作してます。